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君を好きにならない
第14章 好きの意味
「…んっ……ぁ…っ」
途切れ途切れに漏らす
真琴の声で
俺の脳が溶けそうで
勃ちそうで…ヤバい
もしかしたら
あの日のように
真琴はもう
下半身を熱くさせてるかもしれない
そんな真琴を
もっと
熱くさせられたら・・・
そう思いながらも
これ以上
真琴に触れることが
怖い俺は
吐息の熱い
真琴から
唇を離した
「っ…はぁ……はぁ…」
肩で息をしながら
俺を見上げる真琴は
このまま
溶かしてしまいたいほど
愛おしい
お前を・・
絶対に離したくない
だから
これで・・・おしまい
「大丈夫か?」
「・・・うん・・」
大丈夫でもなさそうな真琴は
脱力したまま
少し目を潤ませていた
これ以上見てると
我慢が効かなくなる
そう思った俺は
ソファから降りて床に座り
自分を落ち着けるために
テーブルに置いたビールを
勢いよく流し込んだ
落ち着け、俺
真琴は
ゲイじゃないんだ
「真琴も飲むか?」
真琴のビールを手に取り
振り返って声をかけると
真琴は慌てて身体を起こし
首を縦に振って見せた
可愛いな・・
若いから
という理由だけでなく
俺とのキスで
少しでも固くなったのなら
嬉しいよ
真琴
「飲みすぎんなよ」
「う、うん・・わかった」