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君を好きにならない
第15章 どっちなんだよ
電話を切ると
ちょうど真琴が
部屋をノックした


「なんだー?
入っていいぞ」


「向井さん
スーパーとか行きます?」


「(笑)なんだよ
腹でも減ったか?
若いなー」


「違いますよ!
気分転換に
外に出ようかと思って…」


「おぅ、じゃあ
一緒にスーパー行くか?」


「はい!」


ベットから腰を上げ
ドアの前に立つ
真琴の側まで歩くと

俺は
携帯を真琴に見せながら
呟いた


「電話の相手は
マサシじゃねーよ」


「そ、そんなこと
気にしてなんて…」


「ん?」


「ないけど」


「なんだそうか。
それは残念(笑)
さ、行くぞ」


「あ、うん」


「今日はカレーにすっかな~・・」

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