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君を好きにならない
第17章 見たことのない景色
それから
どちらともなく
舌を絡めると
何一つ身につけていない身体は
隙間が無いほど
密着し
真琴は
俺の頬を
両手で優しく包み込んだ
こんな年下の猫に
心まで包み込まれてるようで
泣きそうになる
俺だって
真琴を好きになって
よかった
「リョウと付き合ってた時とは
全然違うんだ…
僕、向井さんのことばっかり
考えちゃうし
エロいことばっか
妄想して止まんなくて
向井さんが
僕にしてくれたこと
僕もしたいって思ったんだ
向井さんになら
どんなことでもされたいって
…思ってるよ」
「真琴…」
「気持ち悪くなんかない。
向井さんを
気持ちよくさせたいし
いかせたい
触りたい
舐めたい」
真琴はそこまで言うと
半立ちの俺を軽く握りしめて
しごきはじめた
「ぁっ…ん…」
思わずうつむくと
真琴の
細く長い指で俺は包まれ
すぐそばには
形が変わりはじめた
真琴が
俺を誘惑していた
「向井さん…
シャワー止めて」
真琴の言う通り
しごかれながら
シャワーを止めると
真琴は
その場に膝まづいて
全く躊躇うことなく
俺の鈴口をひと舐めした
「っく…」
それを見ただけで
狂いそうになる
愛おしくて
真琴の頬に手を当てると
真琴は俺をしごきながら
顎を上げて俺を見つめた
その顔はまるで
ねぇ、見て
気持ちいい?
と、子供が
自慢してるみたいで
「気持ちいい…」
って伝えると
真琴は少し
嬉しそうに笑い
そのまま
俺を喉の奥まで
咥え込んだ
「ぁぁ…っ」