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君を好きにならない
第4章 触ってみてもらえますか?
「この仕事は孤独だからな・・
ま、ココならいつでも来ればいいし
たまには飯くらい連れてってやるよ」
「ほんとですか!!」
「あぁ」
ほんとは
俺が
お前に会いたいだけなんだけどな
「さて、腹もいっぱいになったし
とりあえず・・・・
お前はゆっくりしてろ
直すとこチェックして
次の宿題考えとくから。
先輩後輩ごっこはそれからだ」
「は、ふぁい・・」
締め切り遅れて寝てないんだろう
真琴は腹が膨れると
眠そうにぼんやりとしていた
「そこで寝てていいぞ」
「・・すみませ・・」
ソファーに
身体を預けると
すぐにでも寝落ちしそうな真琴が
愛おしくて仕方がない
数分目を離したすきに
眠ってしまった真琴に
布団をかけてやると
俺は
パソコンに目を通しながら
心地良い空気に包まれていた
この部屋に
俺を警戒しないヤツが居て
なんでもない話をして
一緒に飯を食う
なぁ
真琴
ここに
引っ越して来ないか?
いや
やっぱりやめた方がいいかな
また
居なくなった時が
地獄だから