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ブス
第1章 宝娘

「ミーちゃん、早かったわね」
「ん。ちょっと疲れたから」
「はめをはずすってわかる?」
「何?藪から棒に」
「ミーちゃん、弾けてみたら?もう少し遊ばなきゃつまらなくない?」
「パパやママにとってはとっても愛おしい娘なのね。だからミーちゃんが溌剌としてるところも見てみたいなあって思うのよ。あ、でも勘違いしないでね、私たちのためにじゃないの、あなたがまだ知らない世界も満更棄てたもんじゃないと思っててね。パパはミーちゃんが好きなようにしてるんならそれでいいって言うんだけどね」
珍しく母の話は長かった。
やっぱり私の暗い性格は両親の不安材料なのだ。
そりゃあ、明るい子のほうがいいのだろう。
でもこの性格は中々直せないと思う。
黙りこんでいる私に母が言った。
「それでもミーちゃんは私たちの宝娘よ」
わかってる、ママ。宇宙一愛してくれてるのは。
「ん。ちょっと疲れたから」
「はめをはずすってわかる?」
「何?藪から棒に」
「ミーちゃん、弾けてみたら?もう少し遊ばなきゃつまらなくない?」
「パパやママにとってはとっても愛おしい娘なのね。だからミーちゃんが溌剌としてるところも見てみたいなあって思うのよ。あ、でも勘違いしないでね、私たちのためにじゃないの、あなたがまだ知らない世界も満更棄てたもんじゃないと思っててね。パパはミーちゃんが好きなようにしてるんならそれでいいって言うんだけどね」
珍しく母の話は長かった。
やっぱり私の暗い性格は両親の不安材料なのだ。
そりゃあ、明るい子のほうがいいのだろう。
でもこの性格は中々直せないと思う。
黙りこんでいる私に母が言った。
「それでもミーちゃんは私たちの宝娘よ」
わかってる、ママ。宇宙一愛してくれてるのは。

