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優しさを被った悪魔(仮)
第7章 天使の涙
「銀座の…今度オープンするクラブ。」
「どこ?!早くして!!越谷を止めないと…」

ゴクッ…

「依理、お前車大丈夫か?」
「うん。持ってくる。」
「ママ?」
「ごめんね。怖がらせて。ママね、パパを守りたいの。悪いことしてほしくないの。」
「うん。ママ、死なない?」
「大丈夫!」

車に乗っても私は、美弥ちゃんの手を握っていた…

キィーッ…

「ここです!でも…」

バタンッ…

表のドアは、開かなかった。

「ママ、こっち!裏口あった!」
「ありがとう。」
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