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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「・・・
どっちにしよう??」
「まあ‥どちらも可愛いのではないかい?」
午後からマンション近くの街に出て、美紀と一緒に街歩き‥
私も此処を歩くのは、本当に久しぶりの事。
少しでも気分転換になれば‥そう思ったのだが、美紀が見付けたのは、小さな雑貨屋‥
そこで、どういう理由なのか、豚と河童の小物で悩んでいるのが今の美紀・・・
「やっぱり豚かなぁ?」
「ま‥まあ、どちらかと言われれば‥‥」
こればかりは聞かれても‥困るのだが‥‥
「そう言うんなら豚にしよ」
「・・・・・」
外に出ると、美紀は私の名前を殆ど呼ぶ事が無い‥
一応知れ渡っている名前、美紀も気を使っているのだろう。
結局、豚の置物を購入して、雑貨屋を出た。
「しかし‥どうして豚の置物なんだい?」
「え?
マンション何も無いから、1つくらいと思って‥
置くの嫌??」
「それは構わないが‥
確かに何も無いね、あのマンションは‥‥」
飾りらしき物は1つも無し‥
使うとは思っていなかったから、ギリギリまで処分してしまったが最大理由。
「次は何処行こう‥」
フラフラと街を歩く美紀は、本当に楽しそう‥
まだ留学前に戻ったような‥‥
美紀は髪を下ろして私服姿‥
私は、何時もの変装用の眼鏡を掛け、Tシャツにジーンズと、昨日羽織って来た上着。
どちらも軽装なので目立つ事も無く、気楽に街歩きを楽しんでいる。
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