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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥
私と遠藤さんの約束は秘密にし、とりあえず遠藤さんと話はしたと、紀永には言った。
勿論、その後に遠藤さんは紀永に、見付かる事だけは避けろと、注意を受けたのは言うまでもない‥
これは仕方無いよ、遠藤さんも立場があるから・・
この約束のお陰で、早乙女邸内でギクシャクする事もなく、私も紀永も遠藤さんも普通‥
これはこれで良かったとは思う。
そして遠藤さんは、約束通り休日前に外出する事も、バーとかで女性を誘う事も一切止めた‥
社内の噂も、噂だから程度で収束を見せ、今はバーのイケメンの話が出る事は殆ど無い‥
噂は直ぐ風化するもの、みんなそんな捉え方で、私の方もホッとしたよ。
内も外も一応は一段落し、私もシステム課で騒がれる事は少なくなり、仕事はかなり順調中・・・
「・・・
で、今回は内部外部関係なく、チームを組んで仕事をして貰う」
今、私が居るのは、システム課内の小会議室‥
今回の外部受注は、かなり複雑で大きなものらしく、プログラム課から厳選でチームを組む事になった訳。
説明してるのは堀之内部長、この受注は堀之内部長がリーダーとして担当し、結城さんや私など10名程のチーム。
普段はパーティションで仕切られた、個人スペースだけど、今回はこの小会議室が仕事場‥
みんな集まっての仕事は、私に取って初めての事になる。
「サブリーダーは結城、俺は全面的に張り付ける訳ではないから、結城をメインとし、プログラムの担当采配とかは結城が決める事になるが、何か異論は?」
内部担当の結城さんの腕は本物‥
誰も反論する事もなく、結城さんをメインに、チームでプログラムを組む事になった。
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