この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ
内々で目まぐるしく事件‥と言える程じゃないけど‥
次々問題が起き、次々解決して、漸く落ち着きを見せた今日この頃。
システム課の方は、大口のチーム受注も終わり、普通の通常業務に逆戻り。
何事も普通が一番!
また昼間の個人業務と、夕方の会長室業務‥
今は安定してやれている・・・
(・・・
えーと‥
今日は重役フロアーからで良いんだ‥
って、遠藤さん・・)
何時ものメール‥
今日は社長が不在で、遠藤さんが居残り中、仕事的には遠藤さんで問題は無いよ。
処理能力が早いからサポートもしてくれるし、話す専門の朔夜叔父様よりは戦力になるから。
ただ1つ覗いて‥だけど‥‥
「お疲れ様でしたー」
何時もの如く、後始末と見せ掛け帰る順番は後の方‥
それもエレベーターが混むから階段で、こんな風にも言い張ってるし、本当に細かい誤魔化しが大変。
今日も階段で元気良く駆け下りると見せて、1つ上の重役フロアーへまっしぐら。
何故急いでいるか‥
重役フロアーからだと、誰に会うか分からないから、社長か遠藤さんが先回りして待っている為。
要するに時間指定だから、タイミングを逃す訳にはいかない‥
向こうも、人払いしてまで待っているからね。
「はぁ‥
良かった居た‥‥」
「時間丁度です‥
さっ、見付からないうちに行きましょう」
「うん・・・」
遠藤さんの場合、先に会長室フロアーのセキュリティーや、照明等のロックを解除してくれているから、ただ専用エレベーターで上れば良いだけ。
こういうのは、凄く気を使ってくれる。
・