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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
入社から1週間程経ち、私も漸く周りに慣れたみたい‥
高橋さんとは、まだ険悪ムードだけど‥‥
1週間で簡単な受注の仕事を1つ受け持った、本当は子会社に回す予定だった物を、能力を見る為に私に回したみたい。
それに文句は無いよ?
中途入社で、海外スカウトって事になっているから、様子を見られている事も知ってる‥
初めから悪目立ちしちゃったみたい、こういうところは相変わらず駄目だね私・・
(次‥どんな受注内容が来るんだろう?)
1つ終わったので次‥
外部受注はこんな感じで、担当の受注の仕事が終わったら次と仕事が回っていく。
「・・ほら、次の仕事だ‥」
「・・・
ありがとうございます高橋さん」
これも初日から変わらず‥
本当に暫くの間、高橋さんが私に付くらしく、熊谷課長から受け取った受注の仕事を持って来た。
「空きが出来たら、自分から課長の元へ仕事を取りに行け、それくらい当たり前の事だろう‥
帰国子女様は、そんな事すら分からないのかよ」
「・・・
申し訳ありません、次からそうします」
「あまり俺の手を煩わせるないいな‥‥」
言いたい事だけ言って、高橋さんは自分のブースへ戻っちゃったよ。
この高橋さんと、上手く付き合える方法も探さないと‥
とは言え、今のところの私では、なすすべ無し‥聞く耳すら持って貰えない・・
(・・・
とにかく仕事しよ・・)
こんなのでメゲる私じゃ無いもん!
そう思いを振り切って、受注内容の書類を開く。
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