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第15章 サーバーダウン！

「・・・
いいか堀之内、これから見た事聞いた事は、一切口外無用‥‥それだけはしっかり言っておく」


「・・・・・」


全てを黙認し沈黙を守れ‥
会長室には、それだけの秘密が‥ある。


社長が会長室の扉を開けば、既にキーボードの打ち込み音‥それも複数‥
だが、椅子に座っているのは‥‥１人、何故倉原君が！？



「・・・
連れて来たぞ会長」


『すまんね‥
堀之内、デスクの横に空きの椅子と端末がある筈だ‥
そこを使って、スキャニングチェックを頼む、堀之内は真ん中から‥後は既にチェックを初めている』


「分かりました会長」


オンライン回線とは分かっていても、今は従うしか無い‥
サーバー回復が最優先で、疑問は後‥それくらい俺だって理解はしている。


空き椅子に座り端末を起動‥目的のホストとスキャニングシステムを見付け出し、チェック開始。



(・・・・・
なんだ‥‥これは‥‥
社内システムとは全然次元が違う高プログラム・・・)


これがホストサーバーの実態、管理システムなど、これから見れば子供の玩具に過ぎず、如何にホストが利用されているか初めて知った。



(それにしても‥早い‥
全階層表示端末、チェック終了した場所から、青色表示になって行っているが、俺の数倍‥それ以上の早さ)


これが早乙女会長と倉原君の秘密‥
どちらもＳ級並の処理能力。