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冬の桜
第2章 父の豹変

ガラッ…
「なに?」
部屋で勉強をしていると、パパがドアを開け、私の顔をニヤニヤしながら見た。
「勉強か?頑張れよ。」
「う、うん…」
ママの葬儀が終わって、家に大きな仏壇がきて、パパ達の部屋に置いてある。
寂しくはない…
ママは、お空に逝ったけど、なんかいつもママが側にいる感じがするから…
パパは、信じてないみたいだけど…
「風呂、入れよ。」
「わかったから!しーめーて!」
パタンッ…
いつも感じるパパの視線…
ママと再婚してから、ずっと…
「なんか、気持ち悪いや…」
着替えを手に、お風呂に入ってると…

