この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冬の桜
第1章 母の死

コンコンッ…
病室の冷たいドアを開け、中に入る。
「あっ、元気そうじゃん。」
「もう、暇で暇で…。見て、こんなに太っちゃった。」
「いや、元からだろ?ふくよかなのは…。」
ガサッ…
「はい。お土産!」
夏の合宿で、ママの好きそうなお菓子を買ってきて、渡した。
「だって、これしか楽しみないんだもん。わっ、えっ?可愛い!!ほら、あなた!!」
「確かに。これ、ほんとに菓子か?」
そう言い、ひとつ口にする。
モグッ…
「うまいな、これ。」
「でしょぉっ?!」
「じゃ、俺、先生と話してくるから。朱里、お前あんま志織疲れさせんなよ?」
「はぁい!」
そう言い、医師が待つ診察室へと向かった。
病室の冷たいドアを開け、中に入る。
「あっ、元気そうじゃん。」
「もう、暇で暇で…。見て、こんなに太っちゃった。」
「いや、元からだろ?ふくよかなのは…。」
ガサッ…
「はい。お土産!」
夏の合宿で、ママの好きそうなお菓子を買ってきて、渡した。
「だって、これしか楽しみないんだもん。わっ、えっ?可愛い!!ほら、あなた!!」
「確かに。これ、ほんとに菓子か?」
そう言い、ひとつ口にする。
モグッ…
「うまいな、これ。」
「でしょぉっ?!」
「じゃ、俺、先生と話してくるから。朱里、お前あんま志織疲れさせんなよ?」
「はぁい!」
そう言い、医師が待つ診察室へと向かった。

