この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
哀しい唄
第1章 ママの変化

守りもいやがる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし
盆がきたとて なにうれしかろ
帷子(かたびら)はなし 帯はなし
この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら
はよもいきたや この在所(ざいしょ)越えて
むこうに見えるは 親のうち
なんか、昔の唄は、私にはわからないけど、聞いてると胸が苦しくなりそうな、どこか哀しい唄だった…
スゥーッ…スゥーッ…
「ママ…ごめんね…許して…」
「桃花…。愛してるわ。とても…。海くん、眠くなっちゃったね。おねんねしようか? 」
パタンッ…
雪もちらつくし 子も泣くし
盆がきたとて なにうれしかろ
帷子(かたびら)はなし 帯はなし
この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら
はよもいきたや この在所(ざいしょ)越えて
むこうに見えるは 親のうち
なんか、昔の唄は、私にはわからないけど、聞いてると胸が苦しくなりそうな、どこか哀しい唄だった…
スゥーッ…スゥーッ…
「ママ…ごめんね…許して…」
「桃花…。愛してるわ。とても…。海くん、眠くなっちゃったね。おねんねしようか? 」
パタンッ…

