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第4章 冬

駅前で待ってると、すぐに陸が来た

少しずつ歩いていくと、手を差し出された

差し出された手を握ると、引き寄せられる

耳元で聞いてくる


ラブホでいい？


え？


俺、汗かいたから、シャワー浴びたい

家は無理だしな。。。


私、行ったことないよ。。。


陸がクスクス笑う


じゃあ、茉莉の初体験だな？


っ。。。


陸を見ると、楽しそうに笑っている


からかってる？


ホテルに入ると、誰かに見られてないか、気になる

手慣れた感じで陸は、部屋を決めて、私を引っ張って行く

部屋に入ると、抱きしめていく


一緒にお風呂に入る？


え。。。

無理。。。


何で？


耳元で囁いてくる

耳に息がかかり、体が反応してしまう


ぁ。。。


今日の茉莉、同じ好きな匂いがする

いつもの匂いは、あまり好きじゃないから、今日は安心する


首筋にキスして、耳を舐めてくる

多分、さっき詩織に抱きしめられて匂いが移ったんだろう。。。

いつもの匂い、嫌いなんだ。。。

この匂い、探してみようかな。。。

だって、今日の陸は、優しい。。。


優しくキスしてくる

そのまま、ベッドに押し倒されて、手を繋いでキスしている

何度も、角度をかえて甘いキスの雨を降らせる

甘いキスしていると、恋人みたいだと、勘違いしてしまいそうになる


ぁあ。。。陸っ。。。


唇が離れて、蕩けそうな顔で見ると、耳を舐めてくる


ぁあっ。。。


今日の茉莉、かわいい。。。

一緒にお風呂に入ろう？


私の服を脱がせてくる


やんっ。。。

一人で入るから、大丈夫。。。


後ずさりして行くけど、すぐに掴まえられてしまう


何で？


顔を覗きこむ顔にドキドキする


だって。。。恥ずかしいよ。。。


顔が、カアッと赤くなるのがわかる


全部、知ってるのに？

クスクス笑う


じゃあ、先に入って？


頭をポンポンして離れていく

ドキドキが強いと心臓が持ちそうにない。。。

鏡を見ると、顔がまだ赤い。。。

髪を束ねて、服を脱いでいく

シャワーを浴びて洗って、浴槽に浸かる

広い。。。

ジャグジーをつけると、気持ちいい。。。