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好きになった人
第5章 春ー2
始業式が終わり、廊下に出ると先輩が待っていた


茉莉、ごめん。。。

今日から、3年は補習があるから、一緒に帰れないんだ。。。


一緒に帰れないと聞いて安心していく

陸の約束を言わなくていい


わかった。。。

また、明日ね?


何か、嬉しそうだな?


そんなことないよ?


やっぱり、嬉しそう。。。

明日は、朝は迎えに行くから?

帰ったら、メールして?


うん

じゃあね?


罪悪感なく、足取りは軽い。。。

頭の中は陸でいっぱいだった


駅前で、陸を待つ

恋人みたいな感覚に嬉しくなる

陸が見えてくる

相変わらず、女の子と手を繋いでいる

私を見ると、女の子にキスして手を振る

離れがたい女の子は、陸の小指を握ったままだ


っ。。。

一瞬でも、恋人みたいだと浮かれた自分が恥ずかしい。。。

私が望む場所にいる女の子に嫉妬していく

離れがたい女の子に、キスして、髪を撫でている

やっぱり、体だけなんだ。。。

体だけ。。。

少しだけ、期待していた分、辛くなる

でも、体は愛してくれるって言ってた

体だけでも、私を愛してくれるなら、それでいい。。。

陸に愛してもらいたい。。。

二人を見ていたら、いつの間にか女の子はいなくなっていた


ごめん。。。待った?


見てた。。。


私に笑いかけて、手を繋ぐ


行こう?


ホテルに向かって歩いていく


どの部屋にする?


陸が私に聞いてくる

誰かに見られたくなくて、早く決めて欲しい。。。

陸を見ると、唇に指をあてて、私を引き寄せてくる

柱の後ろに隠れて見ると、声が聞こえる。。。


お母さん?


パネルの前にいるのは、お母さんだ。。。

隣の人を見ると、よく見る人だ

小さい頃から、お父さんがいない日はよく遊んでもらった


誰?


陸を見る

耳元で声が聞こえる


まじかよ。。。


知ってる人?


ああ。。。


誰?


父さんの兄貴、叔父さんだよ。。。

茉莉のお母さんと同級生だって聞いてたけど。。。

まじかよ。。。


恋人みたいに、肩をくんでエレベーターに乗っていく


あの人、小さい頃からよく見るよ。。。?









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