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第7章 夏―2.5

散々、焦らされて何度も果てた

体が震えて動かなくなってから、携帯のロックを解除していくのが見えた

見られて、困ることはない。。。

メールさえ、届いていなければ。。。

誠を見ると、顎を掴んでくる

唇がふれる距離で、目を見て聞いてくる


今日、約束してた？


う。。。


してたよな？


あの女。。。知ってた？


詩織と約束してたのに、事務の女とラブホテルに来てるって、電話もらった

だから、わざと、ココに来た。。。


え。。。？


二人の反応が見たくて。。。？

軽蔑してる？


首を横にふる


ショックな顔をしてる詩織と、ショックな顔をしてるアイツに、俺もショックを受けたよ。。。？


髪を撫でながら、見ている


入口だけで、帰ったらしいよ？


っ。。。そうなんだ。。。


ほら、嬉しそうな顔をしてる


違っ。。。


詩織は、誰の奥さん？


誠。。。


来週。。。夏祭りだな。。。？


うん。。。


今年は、いい子でいられそう？


今年は、お手伝いないよ？


え？ないの？

俺だけかよ？


私、頼まれてないよ？


チッ。。。陸のヤツ。。。

俺だけに、サインさせたな。。。？


ふふっ

騙されたの？


みたいだな。。。


ギュッと抱きついていく


あの女と、同じ仕事？


多分、違うだろ。。。

心配してる。。。？


うん。。。イヤなの。。。


勝手なヤツ。。。

今日は、逢う予定だった？


うん。。。でも、行かないつもりだったよ


本当かよ？


だって。。。最近の直樹、怖い。。。

陸にも、何かしそうで、断れないでいるけど。。。

最近の陸。。。直樹と距離が近すぎて、危ういよ。。。？


抱きしめ合うと、安心していく


メール、きてるよ。。。？


っ。。。


璃子ちゃんママから？


え？


誰だと、思ったの。。。？

夏祭りのお手伝い、旦那さんと、蓮を貸して？だって？


そう。。。

私は、ないんだ？


みたいだな？

サインしてないしな？


夏祭り。。。いい子にしてろよ？