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第8章 夏―2.9

目が覚めると、直樹に抱きしめられて、寝ていた


大丈夫か？


ギュッと抱きついていくと安心していく

おでこをつけてくる


熱は、下がったな。。。？

何か飲む？


水、欲しい。。。


了解。。。

優しくキスして、ベッドから出ていく

水を持ってくると、体を起こして水を口に含んでキスしてくる

ゆっくり、口に水が入ってくる

ゴクリと飲むと、舌が入ってくる

絡みながら、キスしていく

もう、何も考えられていなかった

こないだ、ホテルで会ったことも、今日が夏祭りなことも、忘れてキスしていた


うつるよ？


うつしたら、治るよ。。。？


長い甘いキスして溺れていく


今、何時。。。？


13時

今、蓮が荷物と保険証を取りに行ってる


唇が離れて、現実に戻っていく


覚えてない？

蓮と、二人で連れてきたんだけど？


そうなんだ。。。ごめんね。。。？


朝から、熱があったなら、寝てろよ？


でも、大丈夫かなと。。。


蓮、怒ってたよ


そう。。。？


今日は、入院だってさ。。。？

熱は、下がったけど40度近くあったから、念のために入院だって。。。？

点滴と薬で熱が下がっただけだから。。。

心配だから、入院してけよ？


でも。。。帰らないと。。。？


蓮は、入院手続きしていったぜ？


え？

もうっ。。。蓮ったら。。。


どうした？


蓮と陸が小さい頃から、私が風邪ひいたり、具合が悪いと、旦那は気づかない人だから、二人で診てくれたりしてたのよ。。。

何にも気づかない旦那は、普通に、晩御飯は？って言うから、無理して用意したりして、また具合が悪くなってを繰り返してた

蓮が大きくなると、蓮がすぐに気づいて助けてくれる

久しぶりに、熱が出たら思いだしちゃったわね。。。


ギュッと抱きしめられる


今日も、鈍い旦那は気づかないんだ？


誠は、忙しいのよ。。。

今日も、模擬店が忙しいだろうし。。。


直樹を見る


直樹は、暇なのね？

ふふっ


お前な？

誰が、連れてきてあげたんだよ？

可愛く、ありがとうございましたって言ってくれよ？


ふふっ。。。ありがとう。。。

助かりました


甘いキスしていく

優しくキスしていると、何も考えなくていい