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第4章 恋慕

今日の忘年会の為に、
お店はいつもより早く閉店。

それでも料理長や他のスタッフは
忘年会の為の料理を作ったり盛り付けたり、
私もグラスを冷やして取り皿やお箸を並べて用意する。

羽山さんは忘年会の開始予定時間より少し早く来て、
そんな私たちを手伝ってくれていた。

「今年もよく頑張ったな〜岩城
お前本社で看板娘って有名だぞ〜」

私の顔を見ずにそう言いながら
羽山さんは手際よく作業を進める。