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奈落
第2章 主従関係



お昼休み。

ガヤガヤと騒がしく賑やかな教室は、
私には不釣り合いで、いつも1人で行く
屋上の手前、階段の踊り場に向かう。

もちろん、雪村くんに行き先を告げて。




屋上に行けたらいいけれど、
屋上へのドアは施錠されている。
でもここは誰も来ないし、静かだ。
屋上のドアからの木漏れ日が心地良い。


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