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奈落
第2章 主従関係
悔しくて、もっと気持ちよくなってほしくて、
ぐちゅぐちゅと音を立てて、舌を絡ませて。
「っふ、は…」
頭上から聞こえる微かな声、
再び顔を上げ雪村くんを見ると、
少しだけ眉間に皺を寄せて苦しそうな表情をしていた。
どこが気持ちいいのかな、ここがいいのかな。
たくさん気持ちよくなってもらえるように、
雪村くんの表情と反応を見ながら夢中で顔を動かす。
傍から見れば私の姿は滑稽だろう。
でも今はそんな事は構わない。
雪村くんの果てる姿が見たい。
一番気持ちよくなった瞬間の表情が見たい。