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第2章 再会と過去

萌はその父の言葉から、どれだけゆうに感謝をしてるか、幼な心で知った。

誠の姉にゆうが言い放った言葉も、誠の口から聞いて知っていた萌は、その時から

「ゆうちゃんみたいになる！ゆうちゃんの元で働くようになる！」と決意したのだ。


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「でも、ゆうちゃんが高校の教師になるとは思わなかった〜」

と、萌は言った。

澤村先生は
「そうねぇ。あの当時、看護師としてのあり方とか、色々と考える時があったの。
これで私は良いのか…って…。」

澤村先生は遠い目をした。

「私は小さい頃に白衣の天使って言葉に憧れて、そのまま看護師になったわ。
その事に悔いはないの。
亡くなって行く患者さんや退院して行く患者さん。
色んな人に出会って、色んなご家族さんにも接してね。
看護師として、看護師になれて良かった。って言う充実感もあった。」

「そしたらなんで…」

萌は問う。