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愛憎
第6章 目隠し
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それからの毎日、朝から痴漢に愛撫され、イかされる毎日を送っていた。
段々と慣らされていく自分の体に戸惑いを隠せない。
ーーバラしちゃうよ?
その一言だけで半年も、その状態が続くとは思わなかった。
でも、高校の勉強はなんとかついて行ってるし、吹奏楽部も楽しい。
負けちゃったけど、高体連にも出れた。
ただ、吹奏楽部初日の夜に感じた誠への感情は分からずにいた。
今日も関門を乗り越えなくてはならない。
萌は電車のプラットホームにいた。
ジャージは誠からのアドバイスで着ている。
…なんも意味は為さなかったけれど。
体を慣らされてく内に、どんどん自分が貪欲になって行く事を感じた。
ドキドキしながら、電車が来ると、まるでパフロフの犬のように、じゅわりと、蜜が溢れ出してくる自分。
(でも、絶対うん、って言わない。
キスなんかしない…)
そう言い聞かせながら、萌は電車に乗り、窓際に待機した。
ふわりと、首元に両手で抱き締められる萌。
ドキンドキン…。
胸が高鳴る。
「ふふふ…また、来てくれたんだね…。もしかして目覚めちゃった?」
萌は必死になってブンブン首を振る。
「僕のいう事を聞いてくれる萌ちゃんに、また一つ新しい快楽を教えてあげるね…」
股間をお尻に押し付けながら
また、上のジャージ・制服の中に手を入れる。
「あ。僕から注文して良いかな?
ジャージ履くの辞めて、
制服の下に何も履かないでくれる?」
「そ、そんな事したら、透けちゃって困ります!」
「バラされたくないの?」
「〜〜わかりましたっ」
萌は怒ったように言う。
「…ふぅーん…聞き分けのない、萌ちゃんに今日はいたぶってあげようかな…」
「え!何するんですか!?」
「萌ちゃんがね、喜びそうなの届いてて、もう、だいぶ体が順応してるからさ。今日はそれを使っちゃおうかなって。電車降りたら、駅の二番出口のすぐそこにあるラブホ街の入り口にいて?」
「ラ、ラブホ?!しかも学校…。」
「学校はサボり。電車出たら連絡して?
電車に乗ってたら、気分悪くなった…で通じるでしょ?」
「…わかりました…」
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