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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第11章 虚しさという名の快楽
淫らなそこを凝視しながら、飲んでも舐めても失くならない愛液を伊月が指ですくう。
指に絡んだ蜜も…忘れず舌の上へ。
……足りない。
どうしても足りないんだ。
伊月は再び顔を近付け、割れ目を舌でなぞる。
左右に割れて肉厚になった小陰径と──さらに奥の淫裂まで。
「…フ、…っ…ハァ、膨らんで…る」
するとヌメリを纏った柔らかい肉が彼の舌を跳ね返してくる。
これは、花菜の身体が性的に興奮している表れであり、それから
「……っ」
それから、昨夜の傷がまだ癒えていない証拠である。
....
「ハァ…っ、ハァっ……
──…まだ、腫れが引かないね…」
昨夜、伊月の知り得ぬところで処女を散らせた花菜。
胸を舐められ道具で責められ、男の欲棒を押し込まれた彼女には、たった1日では消えようも無い痕跡が身体に残っていた。
痛みもまだ癒えていない筈だ。
生々しい腫れを残した蜜口は、花菜の "初めて" が奪われたという事実を、それを見つめる伊月に改めて突き付けていた。