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第1章 モデル

「教師の机に座るなんた、100年早いわ！！始めるぞ！！」

うちらの担任の佐々木先生は、あまり怒らない。悪い事をすれば、他の先生が止める程怖くなるけど、怒っててもだいたいの時は、目が笑ってる。

数学は、苦手だけど、いつの間にか授業が終わってる…

「お前ら、来週バレンタインだからって、浮かれすぎだろ？」
「…。」
「はぁっ。俺も、チョコレート欲しい。誰かくれー！ってなことで、終わりだ。」

ガタッ…ガタッ…

それぞれが、帰りの支度をし、部活へ行く者、帰る者…

教室も寂しくなっていく。

「あっ、部室いかなきゃ！！」

鞄を持って、部室に行くともう松本くんは来ていた。