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連攣鎖(つれづれぐさ)
第6章 初体験
そして、もう、お決まりのように、思いもよらずの成り行きで初体験をしたのです。

先輩後輩同期と、女性らしくなく手頃な存在の私だったんだと思います。

飲み友的な年上の同期、なんだけど、年上だから先輩?な人と…


その人は失恋して、元カノさんのことが忘れられなくて…
付き合ってた頃に、何があっても!!と交わした約束を果たしに出かけました。

そして待ち合わせ場所で1日過ごして、約束は果たされずに終わり、私に電話がかかってきました。

相談役みたいになってて、別れても忘れられないことから、約束の内容からずっと聞いていたから、
そして今週末がその約束の日だということも知らされていて…

約束の1日を終えて終電で帰るところで連絡が来て、もちろん会う場所も限られる時間帯ですので、タクシーで言われた場所に向かいました。

『何もしないからホテルで朝まで一緒にいて』

と言われたのです。


絶対に有り得ない誘いの常套句ですが、私が好きな人がいることも、処女なのも知っていたし…

純粋に友達として、その場に向かいました。
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