この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨のち晴れ
第2章 荒れ模様

「どの講義受けようか」
「私、心理学は受けたい」
「心理学、確かにおもしろそう。私も受けよ」
明日香は楽しそうに講義のカリキュラムを眺めている。
大学に進学したものの、私にははっきりとした目的はなく、ただ国語が少し出来るというだけでこの大学の文学部に入った。
将来のことを考える時間が欲しかった。
4年間で一体何があるかなんて全然分からないけど、それでも何かを見付けられたら…そんな思いで進学を決めたんだ。
「ねぇ。ところで…」
受ける講義を一通り決めたところで明日香が話し始めた。
「凛、昨日何してたの?」
「え…」
「私、心理学は受けたい」
「心理学、確かにおもしろそう。私も受けよ」
明日香は楽しそうに講義のカリキュラムを眺めている。
大学に進学したものの、私にははっきりとした目的はなく、ただ国語が少し出来るというだけでこの大学の文学部に入った。
将来のことを考える時間が欲しかった。
4年間で一体何があるかなんて全然分からないけど、それでも何かを見付けられたら…そんな思いで進学を決めたんだ。
「ねぇ。ところで…」
受ける講義を一通り決めたところで明日香が話し始めた。
「凛、昨日何してたの?」
「え…」

