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サイドストーリー7
第15章 素肌のままで②
「あの中の一人が同期やねん」
はい。そう言ってました。
「写メ送って来やがった」
そうだったんですね。
「仕事はだいたい終わっとったから。
ホテルキャンセルして新幹線に飛び乗ってきた」
「この電車、覚えとぅ?」
覚えてる。阪急神戸線は初めて2人で乗った電車だから。
「真実ちゃん、俺はあの時から好きやった。知っとった?」
あの時と同じように、私の髪を耳にかけて
そっと耳元でそんな事を言う。
だから私もそっと背伸びをして、
「今は私も好きですよ。拓海さん」
小さくそう言ったら
電車の中なのにぎゅーっと抱きしめられた。
「勘弁して・・・早よ帰ろ」
その後は2人とも無言で。
カタンカタンと電車が揺れる音だけが2人を包んでいた。
END****
これで今回の名前公募のお礼SSは終了です。
沢山のご応募ありがとうございました。
また何かの時にはよろしくお願いいたします。
(他力本願ですみません~)
はい。そう言ってました。
「写メ送って来やがった」
そうだったんですね。
「仕事はだいたい終わっとったから。
ホテルキャンセルして新幹線に飛び乗ってきた」
「この電車、覚えとぅ?」
覚えてる。阪急神戸線は初めて2人で乗った電車だから。
「真実ちゃん、俺はあの時から好きやった。知っとった?」
あの時と同じように、私の髪を耳にかけて
そっと耳元でそんな事を言う。
だから私もそっと背伸びをして、
「今は私も好きですよ。拓海さん」
小さくそう言ったら
電車の中なのにぎゅーっと抱きしめられた。
「勘弁して・・・早よ帰ろ」
その後は2人とも無言で。
カタンカタンと電車が揺れる音だけが2人を包んでいた。
END****
これで今回の名前公募のお礼SSは終了です。
沢山のご応募ありがとうございました。
また何かの時にはよろしくお願いいたします。
(他力本願ですみません~)