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サイドストーリー7
第18章 数学のセンセイ
弥生ちゃんが学園祭に来てくれて
大学の皆に、俺の彼女が幻なんかじゃなくて
年上のオンナだってばれて、数日たった時

俺にまとわりついて来ていた女が
サークルの飲み会でみんなが酔って周りの話に関心を持たなくなった頃
恨めしそうな顔で俺に話しだした。

「ほんとに彼女がいたんだ」
「俺は初めから彼女がいるって言ってたぞ」
「嘘かと思ってたんだもん」
「嘘つくかよ」

「あの人、行くつ上?」
「6こ」
「おばさんじゃん・・・」

「・・・・だから?」

自分の声が冷たくなるのが分かった。
お前に弥生ちゃんの何が分かる?

「大学に一杯いるじゃん」
「なにが?」
「そんな6こも上のおばさんじゃなくてさっ」

「俺にとってのオンナは、弥生ちゃんしかいねーよ」
「・・・・」

「逆に6こ上だから、学校では普通に知り合えないだろ。
出会えたことに感謝してるよ。マジで」
「・・・・でもさっ」

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