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サイドストーリー7
第25章 永遠の番い
出会った時から、後自分に何日残されているのか必死に思いだした。
100年ないのは100も承知で
50年あるかさえ分からなかった。
自分の残された時間が正確に3年あまりだと分かった時
数え間違いじゃないかと何回も何回も数え直した。
一千年生きて来て・・・
自分の寿命はどうでもよかった。
1年なんて恐ろしい程いい加減に過ごし
あっという間に過ぎ去っても残りの時間を考えるとうんざりした。
これほど、時間が大事だと思ったことはない。
3年間あらゆることを考え尽くした。
いったいキミにどうすれば、キミが1番幸せなのか。
何も言わずに立ち去ることなのか
子供を残して全てを打ち明けることなのか
全てを打ち明けて立ち去ることなのか。
どちらにしても辛い選択をキミに強いる事になる。
許してほしい。俺の弱さを。
いっそ貴女を食い殺してしまいたい―――
そのまま、俺の血となり肉となり、最後の日に一緒に霧となればいい。
―――キミを愛してしまった、俺の弱さを許してほしい。
END****
100年ないのは100も承知で
50年あるかさえ分からなかった。
自分の残された時間が正確に3年あまりだと分かった時
数え間違いじゃないかと何回も何回も数え直した。
一千年生きて来て・・・
自分の寿命はどうでもよかった。
1年なんて恐ろしい程いい加減に過ごし
あっという間に過ぎ去っても残りの時間を考えるとうんざりした。
これほど、時間が大事だと思ったことはない。
3年間あらゆることを考え尽くした。
いったいキミにどうすれば、キミが1番幸せなのか。
何も言わずに立ち去ることなのか
子供を残して全てを打ち明けることなのか
全てを打ち明けて立ち去ることなのか。
どちらにしても辛い選択をキミに強いる事になる。
許してほしい。俺の弱さを。
いっそ貴女を食い殺してしまいたい―――
そのまま、俺の血となり肉となり、最後の日に一緒に霧となればいい。
―――キミを愛してしまった、俺の弱さを許してほしい。
END****