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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
弛みそうになる頬を慌てて高林は引き締めて眉をしかめると再び海を睨み拗ねたように言う。
「ミっ……ミルミルビスケットでご機嫌を取ろうなんて子供扱いにも程がありますっ……ど……どうせなら……えっ……映画っ……にでも連れてってくださいよっ……」
「阿呆。ポキノンの堺雅也が美佳原しののマンションへ入っていく徹底的瞬間を撮り損ねたのはお前がカメラの充電を忘れてて――っていう凡ミスのせいだろうが!それでも優しい俺は今日のお駄賃としてお前の好物を買ってやったんだぞ!ありがたく思え」
「む……す……すいません……」
小さくなりシュンとする高林の頭をポンと軽く叩くと海は苦笑する。
「まあ、でも今日は特ダネの種を探しに来た甲斐があったな。あのオリオンの美佳原しのが音楽雑誌の記者とできてるっていうデカイ種を見付けただけでも収穫さ」
「れも……本当れすかね……?」
高林は早くもビスケットを頬張りモゴモゴ呟く。

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