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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「お仕置きって……なにを……するの……?」
「な、何って――」
しのは純粋な疑問を口にしたのだが、堺は狼狽える。どちらかと言うと――いや間違いなくしのに押され気味なのが悔しくて、年上の男として少しは優位に立ちたいがために出た言葉だったのだろうか?
いや、堺にとっては決死の覚悟の口説き文句のつもりだった。言われたしのは頬をピンクに染め、恥じらいながら言葉だけの抵抗をして、堺はそんな彼女を優しく宥めながら抱くつもりだったのだが――
しのは澄みわたった大きな瞳を堺にまっすぐ向け、言った。
「つまり……最後までするっていう事が……お仕置きだって言いたかったの?」
「そ、そそそそうなんだよ!」
「堺さんて……バカね」
「ええっ?」
溜め息混じりに言われ、堺はガーンと衝撃を受ける。

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