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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第8章 愛の巣
しのの栗色の髪が放射線状に白いシーツの上に広がる様が美しく、堺の絵心が擽られ、カメラを構えたい衝動に駆られるが、それ以上にしのの潤んだ赤い瞳に恋情を煽られてしまう。
「もうっ……どうやったらそんな風に何度も転ぶのよ……」
怒ったような困った様な表情でしのは小さく呟き、堺の耳を軽く引っ張った。
「う……お……仰る通りです……僕はバカで間抜けなおっちょこちょいオジサンです……うう」
「もう……だからオジサンじゃないってば」
堺がショボくれて唇をすぼめる様が可愛く見え、しのはクスクス笑って彼の頭を撫でた。

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