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奴隷飼い
第13章 薔薇の貴婦人
君主の変化で、屋敷内の雰囲気も変わり、みすぼらしい姿をしていた召し使い達に、心ばかりの贈り物として、街や実家への往復が自由化された。
恋愛も何もかも、人としての幸せを与えられ、君主への忠誠は日増しに高まる。
「お前達は目に毒だから、さっさと退散するよ!」
「早く妻をめとりなさい、伯爵!」
「煩いっ。じゃーな!」
使用人を連れ、薔薇を持ち帰る客人が退室すると、
「また綺麗に咲かせたわね、エオス」
「君の大事な花だからね。ちゃんと手入れをしなきゃ、枯れてしまう」
「…それってどうゆう事?」
「あ!枯れる!」
啄む様な悪戯な甘い口付けに口元を綻ばせ、片時も離したくない夫に寄り添う。
恋愛も何もかも、人としての幸せを与えられ、君主への忠誠は日増しに高まる。
「お前達は目に毒だから、さっさと退散するよ!」
「早く妻をめとりなさい、伯爵!」
「煩いっ。じゃーな!」
使用人を連れ、薔薇を持ち帰る客人が退室すると、
「また綺麗に咲かせたわね、エオス」
「君の大事な花だからね。ちゃんと手入れをしなきゃ、枯れてしまう」
「…それってどうゆう事?」
「あ!枯れる!」
啄む様な悪戯な甘い口付けに口元を綻ばせ、片時も離したくない夫に寄り添う。