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第2章 忠誠心

両親の借金の型に売られたエオスは、この様な性的扱いを覚悟していた。
きっと命の灯火が消える寸前まで、淫乱な貴族に弄ばれるのだろう。


しかし、予想に反して自分を買ったのは、かの有名なヴォルト公爵。
まともな仕事を与えられ、食事も風呂も、今まで送った“人”としての生活を与えてくれた。


そんなシェリルに、エオスは５人の中で一番恩を感じ、毎日毎日主人の為に庭の手入れに精を出した。


今回のこの出来事からも助けられ、人を寄せ付けないと聞いていた変わり者のシェリルに、深い忠誠心を抱いた。