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第22章 羞恥のステージデビュー（姉）

フロアマネージャーの挨拶を聞きながら、ステージ脇ではエリカが麗に黒いマントを羽織らせる。

マントを脱がせたときのインパクトを狙っているみたいだ。

「さあ、行くわよ」

マネージャーの挨拶が終わり、エリカが麗の背中を押してステージに出る。

満席の客席から、一斉に拍手が起こる。

震える足で麗がなんとかステージ中央まで進むとエリカが麗の後ろに回り、麗にスポットライトが当たる。