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彼の秘密
第2章 不穏
ガヤガヤと騒がしい人がごった返すネオンが光る街とは、隣り合わせの真っ暗な路地裏、そこをゆらゆらと揺れる影がひとつあった。

その影は一人の酔っぱらいの後を追っていた。

急いで近づくわけでもなくその影は後を追う。

酔っぱらいは更に深い闇へと入っていく。

すると影はそこに溶け込むように男に急速に近づく

タッタッタッ・・・


そして,数分後影は路地裏を抜け街に溶け込んで消えた。

路地裏には赤い絨毯が人間のようなものから広がってその存在を主張していた。
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