この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タイムリミット365
第13章 エピローグ

きらびやかなステージで、歌う彼を私は見守る。

強気で、それでいて繊細で、そんな彼は私の記憶の中の彼に日に日に似てきている。


「きゃーっ!Kirato!こっち向いて!!」


女の子の黄色い声にはにかみながら、ステージの彼は今日も輝いていた。

そんな彼が急に真剣な表情をして、マイクを握る。

シーンとした空気の中、彼が静かに話した。


「今日は俺の親父の命日なんだ。俺の親父は俺が産まれる前に病気でなくなった。俺は高校生になった時、初めて親父の遺作を読んだんだ。俺の親父と母さんの恋愛中の話だった。」


そう話だした息子の話に私も、静かに耳を傾けた。


「会った事はないけど、俺は親父の事を誇りに思う。そして、母さんと親父のような運命的な恋をしたいなって、俺は思ってるよ。」


その後、Kiratoは声を詰まらせ涙声で言った。


「親父、俺をこの世に誕生させてくれて、ありがとう!」


息子のKiratoの言葉に、私は涙が溢れた。


/185ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ