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第12章 死ぬその時まで

その一言で今まで静止していた慶介の腰が上下に動き出した。
下から突き上げると子宮まで届き一気に高みに連れていかれる。

「あああああ。イッちゃう…慶介イッちゃう」

慶介にしがみつきイクのを我慢しようとするが快楽が途中で止まるわけがない。
一緒にイキたいのにそれされもままならないもどかしさ。

「…一人でイクの…んあああっ…いや…」

私の言葉に慶介の動きが止まった。
お互いが肩で息をしながら見つめ合い、慶介の手が私の髪に触れ耳にかけてくれる。
そして、繋がったままゆっくりと倒され、上から見下ろされる瞳が優しくなる。

「美鈴の顔を見ながら僕もイキたい…」

ゆっくりと動きながら私の感度を上がり、先ほどまでの息苦しさはなく気持ちよさがジワジワと襲ってくる。

「慶介…気持ちいい…」

私の言葉にも余裕が生まれる。