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狂い咲く花
第14章 二、銀葉アカシア - 秘密の恋
「気持ちよかった?」

話す気力もないのか、小さく頷いた。

「葉月としたときよりも?」

その言葉には、にっこりと笑って頷く。
葉月より上、それだけで南和は満足だった。
麻耶の中らから自分自身を引き抜いた。
中途半端に終わってしまって南和自身つらいが、今は麻耶が嫌にならないようにと我慢した。
麻耶の横に寝転び腕枕をすると、嬉しそうに擦り寄ってきて、南和に甘える。

「ねぇ…葉月と南和…同じことして、なんで子供できないの?」

人と人が交わる意味・仕組みをしらない麻耶は不思議でならなかった。
知識も経験もない麻耶は、交わるだけで子供ができると思いこんでいた。

「麻耶の中に出してないからね」

「何を?」

「えっと…」

麻耶の質問にどう言っていいか考える。
麻耶の手を取って、いまだにおさまっていない自分自身を握らせる。

「この中に白い液体が入ってるんだけど、それが麻耶の中に入って混じると子供ができちゃうの。ここの中にさえ出さなければ大丈夫なんだよ」

まだ、ぬるっとしている麻耶の秘部を触りながら教える。
指に力を入れると、まだ簡単に入ってしまう。

「入っちゃったよ」

くすくすと笑えば、麻耶も笑う。
2人だけの秘密の情事はまだまだ続く。
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