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第14章 ー痴漢ごっこー（沖田 麻里 20歳）

土曜日でも、仕事終わりのサラリーマンが多い…

『ダサダサの服装ね！駿って、変わった趣味なのかなぁ？隠れて本とかみてるのかな？』


電車が、ホームに止まり、疲れきったサラリーマンやキャリアウーマンを飲み込んで、また静かに走り出す…


『早く会いたい！会ったら、どこ連れてってくれるのかな？』

そう思ってた時、ふと自分のお尻に妙な違和感を覚えた。

『鞄かなー？』

太股辺りにも、冷たくてザラザラしたのが当たって、ちょっと痛い…

『まっ、その内、人も減る…』