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誰にも言えない秘密
第3章 初めての調教
「まさか、旅行が一週間になるなんて……。」
「俺が部活辞めたからな。」
「陸上部辞めて良かったの?スポーツ推薦って言ってたのに。」
河内蘭の迎えを待ちながら、小山内と河内綾は隣合って家の前で話していた。
「仕方ないさ。担当の先生が突然入院してバタバタした挙句に大会出場者名簿に三年書き忘れられてたとか……。」
有り得ないとため息混じりに言う河内の隣で小山内は寂しそうな顔をしていた。
「見たかったな、綾の走る姿。」
どうして自分は心に思ってる事が表に出てこないのだろうと内心思いながらも、今回の件にファンクラブ会員が絡んでるのもあり、感謝していた。そして、これから起こる一週間の事、その後にファンクラブ合宿があり、その後また更に一週間……。実質夏休みは河内綾と一緒にいられる事に興奮していた。しかし、そんな事を露ほども表情に出さず、小山内は空を見上げる。
「蘭師匠遅いね。」
「昔から遅刻魔だっただろ。」
時間を守らず焦らす。その間のゾクゾク感が好きだと以前言っていた事をふと思い出した。
「俺が部活辞めたからな。」
「陸上部辞めて良かったの?スポーツ推薦って言ってたのに。」
河内蘭の迎えを待ちながら、小山内と河内綾は隣合って家の前で話していた。
「仕方ないさ。担当の先生が突然入院してバタバタした挙句に大会出場者名簿に三年書き忘れられてたとか……。」
有り得ないとため息混じりに言う河内の隣で小山内は寂しそうな顔をしていた。
「見たかったな、綾の走る姿。」
どうして自分は心に思ってる事が表に出てこないのだろうと内心思いながらも、今回の件にファンクラブ会員が絡んでるのもあり、感謝していた。そして、これから起こる一週間の事、その後にファンクラブ合宿があり、その後また更に一週間……。実質夏休みは河内綾と一緒にいられる事に興奮していた。しかし、そんな事を露ほども表情に出さず、小山内は空を見上げる。
「蘭師匠遅いね。」
「昔から遅刻魔だっただろ。」
時間を守らず焦らす。その間のゾクゾク感が好きだと以前言っていた事をふと思い出した。