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誰にも言えない秘密
第1章 憧れ
「小山内さんって好きな人とかいるの?」
女子は恋愛話が好きな人種である。高校に入り、学校に慣れてきた頃、クラスの女子が聞いてきた。
「うん。一応……。そういう原田さんは?」
「えー、私?それがいないのよー。せっかく出会い求めて共学に入ったのに、男子少ないし。」
「元々女子高だったから、仕方ないんじゃないかな?」
「確かにそれある!去年から共学だけど、皆下心丸出しって感じの男ばっかだもん。出会いのでの字も無いわ〜。」
「そうだね。」
「小山内さんは好きな人いるんでしょ?同じ学校?それとも違う学校?」
「それは……秘密……かな。」
「えー。」
秘密と言われて原田と呼ばれた女子は納得いかない様な顔をする。そこへ他の女子が近付いてくる。
「小山内さんってモテそうだよね。」
「え?急に何?」
「何か物静かな感じとか、優しそうな感じとか。男子にモテそう。」
「あ、わっかるー!小山内さんって何かこう守って上げたいとか思う雰囲気だよね。」
「原田さんも三宅さんも持ち上げ過ぎだよ。私、小学校の頃とかいじめられっ子だったのに。」
「そんなに可愛いのに!?」
三宅が驚いたように言う。
「うん。何時も友達に助けて貰ってたの。」
「それって、虐めてたの女じゃ無い?嫉妬みたいなさ。」
原田も乗ってくる。
「どうなのかな?」
小山内はちょっと苦笑いを浮かべて困ったように言う。
女子は恋愛話が好きな人種である。高校に入り、学校に慣れてきた頃、クラスの女子が聞いてきた。
「うん。一応……。そういう原田さんは?」
「えー、私?それがいないのよー。せっかく出会い求めて共学に入ったのに、男子少ないし。」
「元々女子高だったから、仕方ないんじゃないかな?」
「確かにそれある!去年から共学だけど、皆下心丸出しって感じの男ばっかだもん。出会いのでの字も無いわ〜。」
「そうだね。」
「小山内さんは好きな人いるんでしょ?同じ学校?それとも違う学校?」
「それは……秘密……かな。」
「えー。」
秘密と言われて原田と呼ばれた女子は納得いかない様な顔をする。そこへ他の女子が近付いてくる。
「小山内さんってモテそうだよね。」
「え?急に何?」
「何か物静かな感じとか、優しそうな感じとか。男子にモテそう。」
「あ、わっかるー!小山内さんって何かこう守って上げたいとか思う雰囲気だよね。」
「原田さんも三宅さんも持ち上げ過ぎだよ。私、小学校の頃とかいじめられっ子だったのに。」
「そんなに可愛いのに!?」
三宅が驚いたように言う。
「うん。何時も友達に助けて貰ってたの。」
「それって、虐めてたの女じゃ無い?嫉妬みたいなさ。」
原田も乗ってくる。
「どうなのかな?」
小山内はちょっと苦笑いを浮かべて困ったように言う。