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第1章 異動

金曜日お花見当日、天気は曇。天気予報が早まり夕方には雨が降ってくると朝の天気予報のお姉さん言っていた。







隼斗は部長と相談し、






駅前の窓から桜が見える居酒屋に予定を変更した。





金曜日仕事が終わり、

部長の『かんぱーい！』の声とともに





歓迎会がスタートした。





数時間が経過。




終電間近まで飲んでしまい、帰りの駅に向かった。







葵課長と隼斗以外は
自宅が反対方向の電車のため
ギリギリ間に合い駅で別れた。







隼斗は
「これから課長と二人かよ……」と思いつつも
タクシー乗り場へ向かった。





４月だが今日の温度は10℃以下。





無言になるのもツラいと思うが何も会話が思いつかない…隼斗。






ようやくタクシーが１台つかまり、
葵課長のマンションを伝え出発した。





暖かいタクシー。
「ねむい……Zzz」
と思いつつも、課長と別れるまでは
寝てはいけないと思いながら
窓の外を眺めていた。