この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
【寝取られ】青春の人 佳代ちゃん
第3章 青春の人 佳代ちゃん(3)
『ナオ君?どうしたのー?』
『いやあの、特にはあれなんだけど……』
特に用もないのに電話してしまい、今思うととても不自然だったと思う。
でも佳代ちゃんは『ナオ君と電話するの久しぶりだねー』と言って色々と話し相手になってくれた。
高校時代の思い出話や大学の話、バイトの話、それにサークルの話も。
話をしながら高校時代に遅くまで佳代ちゃんと電話してた頃の事を思い出して、凄く楽しかったし、幸せだった。
で、やっぱり俺はあの事も気になったのでさりげなく吉岡先輩や太田先輩の事を話題に出してみた。
『あの2人滅茶苦茶モテるらしいよ』みたいな感じで。
『やっぱモテるんだぁ、カッコイイもんね、2人とも』
『やっぱり佳代ちゃんもあの2人の事はカッコイイと思うんだ?』
『ん~うん、最初見た時モデルさんみたいですごーいって思った。』
『あ~そういえば吉岡先輩は雑誌のモデルのバイトとかもした事あるって言ってたな。』
『知ってる知ってる、私もその雑誌見たよ~すごいよね。』
そのままたぶん30分以上佳代ちゃんと吉岡先輩の話をしていたと思う。
『この前吉岡先輩と太田先輩がバイト先にご飯食べに来たんだよぉ』とか
『2人ともバスケあんなに上手なのにどうしてバスケ部いかなかったんだろうね~?』とか。
思いのほか先輩達の話で盛り上がってしまって、しかも妙に佳代ちゃんの声のテンションが高かったから、俺としては複雑だった。
で、最後の方に俺がまたあの2人はモテるだの、高校時代はファンクラブあったらしいよとか言っていたら佳代ちゃんがちょっと驚くような事を俺に聞いてきた。