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【寝取られ】青春の人 佳代ちゃん
第1章 青春の人 佳代ちゃん(1)

佳代ちゃんとの思い出で特によく覚えているのは、俺が風邪で学校を休んだ時に担任以外で唯一連絡をくれたのが佳代ちゃんだったこと。

「ナオ君大丈夫~?明日は元気で学校で会いたいよぉ(´・ω・`)」みたいなメールを送ってきてくれて、それが凄く嬉しかった。(ちなみに俺の名前はナオヒロ)

今思えば、そのメールが切っ掛けで俺は佳代ちゃんに夢中になっていった気がする。

あとは高校時代、よく夜に佳代ちゃんと電話をしていた事。

最初は佳代ちゃんから突然に「元気~?」みたいな電話が掛かってきて、そこから何気ない会話を夜眠くなるまでした。

佳代ちゃんはやっぱり女の子だからおしゃべり好きというか、その時は誰か話し相手が欲しくて俺に電話してきたんだと思う。

俺は緊張してあまりしゃべれなかったけど、佳代ちゃんは学校の先生の事とか、誰と誰が付き合いそうだとか、そういう恋愛話なんかをずっとしてた。

佳代ちゃんにとっては友人の内の一人である俺になんとなく電話しただけの事だと思うんだけど、それが俺にとっては幸せな時間だったし、今となっては一生の思い出になっている。

あと、部活の試合の時ね、佳代ちゃんはいつも「ナオ君頑張れー!」って下手くそな俺を真っ直ぐに応援してくれた。佳代ちゃんは声大きいから会場でちょっと恥ずかしいんだけど、それでも嬉しかった。

なんだろう、やっぱりあの真っ直ぐさが、彼女の魅力だったなぁ。

俺をどういう風に見ていたのか分からないけど、きっと弟みたいに思っていたのかもしれない。

でもあんな可愛い子にあんな風に声援を送られたら、好きにならない訳がないよ。


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