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【寝取られ】青春の人 佳代ちゃん
第1章 青春の人 佳代ちゃん(1)
「あれ?ナオ君?わーナオ君だー!」
って、俺を発見して嬉しそうに手を振る佳代ちゃんを見て、忘れるつもりだったのに俺は再び佳代ちゃんに胸を鷲掴みにされたような気分になった。
まだ高校を卒業してそんなに経っていないのに、女子大生になった佳代ちゃんは、さらに可愛くなっているように見えた。
着ているのが制服じゃなくて私服になったからそう見えたのかもしれない。髪は高校時代より少し長くなっていたけど、綺麗な黒髪はそのままだった。
俺が「なんでマネージャーなの?」と聞くと、佳代ちゃんは「うん、もう選手はいいかなぁっと思って。ほら、私結構応援とかも好きだし」と言っていた。
まぁでも佳代ちゃんは最初は男子バスケのマネージャーになるつもりはなかったらしく、本当はバスケとは関係ない別のサークルを探していたのだけど、その途中でうちの先輩達に声を掛けられて、一緒にいた友達の方がその話に乗り気になったらしく、一緒にマネージャーをやってほしいとその友達に頼まれて引き受けたらしい。
それで結局、俺は大学でも月に何度か佳代ちゃんと会う生活を送る事になった訳だけど、なんだかんだで、佳代ちゃんに会えるのは正直嬉しかった。
高校時代の失恋の痛みが完全に無くなった訳じゃなかったけど、佳代ちゃんは女子大生になってさらに可愛くなったし、目の保養になるというかね、彼女の笑顔を見るだけで、やっぱり俺は癒されてしまうんだなぁと思った。
でも……まさかその後、俺が佳代ちゃんのあんな姿を見る事になるとは……その時は想像もしてなかった。