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契約的束縛・誘惑なる秘密
第13章 香港ー皇帝という男
「銀のサザンクロスだったか、あの女に何がある‥‥ちっ‥‥
考えがある、女を簡単に捕まえる方法をな、レイを借りるぞリューシェン!」
「愚息がカイザー様のお役に立てるのであれば‥‥‥」
腹立たしい!!
リューシェンといい、レイといい、コイツらは俺の言う事を聞くただの人形、自らの意思すら見せん!
光の反射という、バカな罠に使われた椅子を思いっきり蹴っ飛ばし、割れたガラスの前に座り込む。
「銀のサザンクロスな‥‥
レイと、街で捕まえたウードゥが良い仕事をしてくれるだろうよ」
怒りも頂点が過ぎ、ドンドンと冷静になっていく‥‥
冷静になれば考えも湧く、ウードゥに突っ掛かったあの女、ウードゥはいたくお気に入りだったな。
「街で拾った男1人など、煮ても焼いてもどうでも良い事だ‥
そこそこに気に入っていたんだがなイン・ウードゥ、死の天使への貢ぎ物の餌になって貰おうか」
ウードゥとレイと、後は幹部四天王の誰かを付ければ済む話‥
女を捕まえろと連絡は来たが、無傷でという話は無かった、とすれはアイツが一番適任。
「くくく‥‥
この俺を使うんだ、それなりの報酬は貰もらわんとなあ‥
あの女を孕ませるのも悪くない」
その間に俺は、今の男への報復戦だ!
この香港で俺から隠れる場所は無い、見てやがれ確実に殺ってやる!!