この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第14章 香港ーすれ違う心
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「‥‥‥‥‥という訳です」
「じゃ本郷さんと宮野さん、それにルークも香港に来るのね」
朝起きてから、仁科さんの昨日の説明、昨日それどころじゃ無かったとは思う‥
私も考え事で気が反れていたから。
「直通便が無いので、一旦経由して3日‥
私と美波もそうでしたね?
ルークはともかく、本郷さんと宮野には、そのまま調教の方になります‥‥一応は‥‥」
「一応?
他に何かあるの悠人??」
ただ人手不足の理由で本郷さん達を呼んだんじゃ無い、仁科さんには違う目的があるんだ‥
それはそれで仁科さんらしいけど。
「本土からの補充人員が揃い次第、私達は一度日本に行って見ようと思っています‥
イェンフゥイが戻った今、本部の香港支部を自由に使え、それを起点に日本へと‥
日本の支部はそのままですので、イタリア大使館から活動も出来ますからね」
「‥‥日本へ‥‥行ける‥‥」
「行くだけでしたら‥‥
ドイツ国籍のパスポートを全員分用意しています、勿論ドイツ政府からの本物のパスポートです、疑われる余地は低い‥
そして山口県の一件は既に揉み消し済み、堂々と日本に入れますよ?」
「悠人って用意周到」
「それが私の特権ですので‥‥
Cross selsとドイツ政府の間で、密約があるせいとも言いますがね」