この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第15章 香港ー日本への伝(つて)
「へ!?
‥‥美波ぃー!?!?」
「そんなに驚かなくても‥‥宮野さん」
丁度宮野さんの前にお茶を置くところで、すっかり目と目が会ってしまった宮野さんに対して、私の方が渋い顔しているよね絶対に。
「今の八神様には自分ですら勝てない、基本能力が違い過ぎる」
「でもね格闘の基礎を教えてくれたのはルークなの、護身術程度だったんだけど、何時の間にか本気になって、気付いたら相手が仁科さんしか居ないという‥‥‥」
本当に‥‥本当ーーっに、初めは簡単な護身術だったのよ、ほら私はそんな経験0だったから‥
でも、段々面白くなって行ったのと、仁科さんや遺物と繋がった事で、護身術レベルを通り超してしまってた。
「美波それは仕方が無いです、私と美波の方が普通では無い、本来稀少種は人並以上の身体能力と、自然を見そして自然を操る力を兼ね備えていますので‥
この辺りはルークから習いましたよね、本郷さん?宮野??」
「基本的な事はな」
「やっぱり空は飛べないって、俺はちょっと残念」
「‥‥‥論点はそれ‥‥‥
宮野、日本で行った筈です‥‥飛べないと‥‥
まあ強引に飛ぶ方法もありますが、試して見ますか宮野?
ルークは死ぬほど嫌がりますよ」
「げっ!?
ルークが嫌がるって‥‥ヤバいやつじゃね??」
「自分は絶対に嫌です」